半音にまつわる事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 17:02 UTC 版)
12平均律では全音は半音ちょうどふたつ分である。よって全音の周波数比は半音の周波数比の2乗となり、 1 : ( 2 12 ) 2 = 1 : 2 6 {\displaystyle 1:\left({\sqrt[{12}]{2}}\right)^{2}=1:{\sqrt[{6}]{2}}} ≒ 1 : 1.122462 である。その他の音律では、8:9、9:10などの周波数比となる。 12平均律の半音の100分の1をセントといい、微細な音程の違いを表すときの単位として用いられる。つまり、1オクターヴ=6全音=12半音=1200セントであるから、1セントの周波数比は半音の周波数比の100乗根、オクターヴの周波数比の1200乗根となり、 1 : ( 2 12 ) 10 − 2 = 1 : 2 1200 {\displaystyle 1:\left({\sqrt[{12}]{2}}\right)^{10^{-2}}=1:\!\!{\sqrt[{1200}]{2}}} ≒ 1 : 1.00057779 である。平均律の半音はその定義から100セントである。 ピタゴラス音律の全音階的半音は256/243(90セント)で、平均律より狭く、半音2つは全音より狭い。 純正律の全音階的半音は16/15(112セント)である。その他に、半音階的小半音25/24(71セント)、半音階的大半音135/128(92セント)及び大リンマ27/25(134セント)という三種の半音が存在する。 中全音律の全音階的半音は117セントで、平均律より広い。純正律とミーントーンでは全音階的半音2つは全音より広い。 増一度、短二度、重減三度の音程は半音である。 現代音楽や民族音楽では、半音よりさらに音の高さの違いが小さい音を扱う場合がある。そのような音程は微分音と呼ぶ場合がある。 この項目は、音楽に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル 音楽/ウィキプロジェクト 音楽)。
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