千日前の今日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 00:31 UTC 版)
法善寺・竹林寺を経由して千日墓地に至る通りであったことから、道頓堀川に架かる太左衛門橋から南へ延びる通りは現在も単に「千日前」と呼ばれる。TORII HALL(2020年3月閉館)・千日亭、TOHOシネマズなんば・別館(旧:敷島倶楽部→東宝敷島劇場→敷島シネポップ)、なんばグランド花月 (NGK)、YES NAMBAビル(ワッハ上方(大阪府立上方演芸資料館)やジュンク堂書店、よしもと漫才劇場、エフエムちゅうおう、NMB48劇場などが入居)などの演芸場や映画館が点在している。 店舗構成としては全体的にオシャレではなく、「アムザ1000」(サウナ・カプセルホテル)などのレジャービルや、パチンコ店が多くを占める。 なんばグランド花月以南は「道具屋筋」(千日前道具屋筋商店街)と呼ばれる。プロ用の厨房用品や店舗開業用の食器、旗、飾り、食品サンプルなど様々な物を売っている。道具屋筋は「なんさん通り」で南端となり、近年オタク街化の進む日本橋の電気街(でんでんタウン)に隣接する。 なんば千日前通から堺筋にかけては古くからの店も残る一方、2010年頃から古臭い雰囲気と安い賃料が魅力となり、新しい飲食店が相次いで出店し、「裏なんば」と呼ばれる注目のスポットとなっている。 なかでも、複合レジャー施設「味園ビル」は大宴会場・ホテル・スナックなどが入ったビルとして、裏なんばのランドマーク的存在である。1990年代まで深夜時間帯を中心にCMもよく流れていた。地下1階には豪華なキャバレー「ユニバース」があったが2011年3月に営業を終了し、現在は貸しホールとなっている。 パワフルな独特のデザインが凝らされた外観や内装などが、高度成長期の過剰さを知らない若い世代にも支持され、近年は若いオーナーが中心のバーや飲食店が相次いで開業、サブカルチャーの発信拠点となりつつある[誰?]。
※この「千日前の今日」の解説は、「千日前」の解説の一部です。
「千日前の今日」を含む「千日前」の記事については、「千日前」の概要を参照ください。
- 千日前の今日のページへのリンク