十進法からの変換(整数部分)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 05:10 UTC 版)
「広義の記数法」の記事における「十進法からの変換(整数部分)」の解説
余りが仮数に含まれるように底で割っていく方法がある。この方法では下位の仮数から求まる。 例えば十進法で表記された数3620を平衡三進法に変換すると、 3620 ÷ 3 = 1207 . . . -11207 ÷ 3 = 402 . . . 1 402 ÷ 3 = 134 . . . 0 134 ÷ 3 = 45 . . . -1 45 ÷ 3 = 15 . . . 0 15 ÷ 3 = 5 . . . 0 5 ÷ 3 = 2 . . . -1 2 ÷ 3 = 1 . . . -1 1 ÷ 3 = 0 . . . 1 から平衡三進法では1 1 ¯ {\displaystyle {\bar {1}}} 1 ¯ {\displaystyle {\bar {1}}} 00 1 ¯ {\displaystyle {\bar {1}}} 01 1 ¯ {\displaystyle {\bar {1}}} と表記できる。 また、基本的には複素数を表記する記数法ではこの変換は難しいが、底が -1+i で仮数に 0, 1 を持つ記数法では、比較的簡単に計算できる。ある複素数 x+yi に対して (x, y は整数) 、 (x + yi) ÷ (-1 + i) = p + qi . . . c となる整数 p, q と仮数 c を求める。この式を変形すると、 − x + y + c 2 = p − x − y + c 2 = q {\displaystyle {\frac {-x+y+c}{2}}=p\qquad {\frac {-x-y+c}{2}}=q} の 2 式が得られる。 x+y が奇数なら -x+y, -x-y も奇数なので p, q が整数であることに注意すると、x+y が奇数のとき c=1 、偶数のとき c=0 がわかる。
※この「十進法からの変換(整数部分)」の解説は、「広義の記数法」の解説の一部です。
「十進法からの変換(整数部分)」を含む「広義の記数法」の記事については、「広義の記数法」の概要を参照ください。
十進法からの変換(小数部分)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 05:10 UTC 版)
「広義の記数法」の記事における「十進法からの変換(小数部分)」の解説
上にある除法の節の QK を利用し、次の計算を行う。変換前の十進数を R とする。 r0=Rc0=QK(r0, 1) r1=K×(r0-c0)c1=QK(r1, 1) r2=K×(r1-c1)c2=QK(r2, 1) r3=K×(r2-c2)...... これにより、 R は K進法で c0.c1c2c3... と表記できる。
※この「十進法からの変換(小数部分)」の解説は、「広義の記数法」の解説の一部です。
「十進法からの変換(小数部分)」を含む「広義の記数法」の記事については、「広義の記数法」の概要を参照ください。
- 十進法からの変換のページへのリンク