医療・医業等との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 14:21 UTC 版)
「オステオパシー」の記事における「医療・医業等との関連」の解説
アメリカではオステオパスはドクター・オブ・オステオパシー(Doctor of Osteopathy)(D.O.)と呼ばれる第一職業学位(First professional degree)・称号を有し、西洋医学医師(M.D.)と同様に正規の医師である。D.O.はすべての州で「医師免許」を認可されており、西洋医学医師(M.D.)と全く同等に「診断・外科手術・処方・投薬」等の全ての「医行為」が認められている。オステオパシー医学を学ぶ医学校も、西洋医学医師(M.D.)を輩出する医学校と同様に、大学院レベルに設置されており、通常は4年制である。現在では専門の手技療法を医学教育の最終段階で多少学ぶ程度の様であり、手技療法だけで治療しているD.O.は少数派である。また、D.O.は臨床研修(レジデンシー)を経た後は、類似する分野である整形外科医のみならず、救急救命医・一般内科医等の専門を選ぶ事もできる。アメリカ軍の軍医の中にはD.O.の医師も多数存在している。ちなみにアメリカでカイロプラクターは、ドクター・オブ・カイロプラクティック (Doctor of Chiropractic) (D.C)などと称されるが、正規の医師ではない。M.D、D.Oと違い代替医療に分類されるが、D.O.の存在は一般アメリカ人にとってあまり知られていないものである。 アメリカ以外の国(イギリスやオーストラリアなど)では、D.O.ではなく、オステオパスの学士号(Bachelor of Osteopathy, B.Ost)や修士号(Master in Osteopathy, M.Ost)が習得できる。 日本では、整体・カイロプラクティック同様、無資格の無届医業類似行為である。
※この「医療・医業等との関連」の解説は、「オステオパシー」の解説の一部です。
「医療・医業等との関連」を含む「オステオパシー」の記事については、「オステオパシー」の概要を参照ください。
- 医療・医業等との関連のページへのリンク