北越製紙へのTOB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:14 UTC 版)
「王子ホールディングス」の記事における「北越製紙へのTOB」の解説
「北越紀州製紙#王子製紙による経営統合提案問題」も参照 2006年(平成18年)7月、王子製紙篠田和久社長(当時)は業界5位の北越製紙(現・北越紀州製紙)との経営統合を目指す方針を発表した。同社を傘下とし生産力強化を図るためで、8月中旬から同社の株式50.1%取得を目指して株式公開買い付け(TOB)を実施するとした。しかし北越製紙は王子製紙の経営統合提案を拒否、三菱商事からの出資(出資比率約24%)を受け入れて三菱商事グループに入ると発表した。三菱商事は当初からTOBに応じない方針を表明、さらにTOB阻止を目的に業界2位の日本製紙グループ本社(現:日本製紙)も北越製紙の株式約9%を取得した。その結果、王子製紙は北越製紙へのTOB成立が困難と判断、8月末に北越製紙との経営統合断念を発表するに至った。
※この「北越製紙へのTOB」の解説は、「王子ホールディングス」の解説の一部です。
「北越製紙へのTOB」を含む「王子ホールディングス」の記事については、「王子ホールディングス」の概要を参照ください。
- 北越製紙へのTOBのページへのリンク