動物の土壌食性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 03:53 UTC 版)
有機質の多い土壌(主に表土)には無数の微生物や小動物が生息している。ミミズはこれらを土と共に摂食している。鳥類や哺乳類にも、土壌を食するものがある。オウム、ウシ、コウモリ、ネズミ、ゾウなどは、動物の習性として土を摂食することが知られている。その機能として塩類などミネラル補給説や、土壌の物理組成による毒物吸着説、胃腸障害の改善、アシドーシス改善作用説などがある。ウガンダのキバレ国立公園のチンパンジーの土食の理由は、土壌成分のカオリナイトとある種の植物が作用することで得られる抗マラリア原虫物質である可能性がある。一方でカオリナイトには下痢止めの作用も知られており、マハレ山塊国立公園のチンパンジーの場合、胃腸障害が疑われる時に、蟻塚をこのんで食べることが知られている
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