加藤三彦とは? わかりやすく解説

加藤三彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/02 03:23 UTC 版)

加藤三彦
MITSUHIKO Kato
引退
ポジション G
基本情報
日本語 加藤三彦
国籍 日本
生年月日 (1962-05-05) 1962年5月5日(61歳)
出身地 秋田県横手市
選手経歴
1985-1987 秋田いすゞ自動車
指導者経歴
1990-2008
2008
2011-
能代工業高校
宇都宮ブレックス
西武文理大学

加藤 三彦(かとう みつひこ、1962年5月5日 - )は、秋田県横手市(旧平鹿郡大森町)出身のバスケットボール指導者である。

来歴

選手

大森中時代のポジションはセンター、能代工業高校入学後にガードへ転向。2年でインターハイウィンターカップ2冠、3年では主将として国体も合わせた3冠を経験する。全日本ジュニアにも選ばれる。

筑波大学を経て、秋田いすゞ自動車(現在の横浜ギガスピリッツ)に入社。選手として活躍し全日本のメンバー入りも経験。

指導者

1987年、バスケットボール部の横浜移転などにより退社。現役を引退し指導者に転じる。同年、母校である能代工に赴任。バスケットボール部コーチに就任し長谷川誠関口聡史を指導。長谷川や関口が卒業した1990年、監督に昇格。

コーチ・監督を通じチームをインターハイ12回・ウィンターカップ10回・国体7回優勝へと導き、日本を代表する選手を数多く育てた。

1995年から5年間は全日本ジュニアのコーチも務めた。

1996年3月神奈川県の横浜市立大道中学校卒業した田臥勇太は4月、バスケットボールの名門校・能代工に越境入学後、即スタメンとなり、3年連続で高校総体国体全国高校選抜の3大タイトルを制し、史上初の「9冠」を達成。公式戦で敗れたのは、1年生の時の東北大会で仙台高校に敗れたわずか1回のみである(ただし、この試合で田臥は勝負の瀬戸際に5ファールで退場している)。全国高校選抜では3年連続でベスト5に選出された。菊地勇樹や若月徹と共に高校3年生時は地元で開かれたかながわ・ゆめ国体に出場、全国高校選抜では東京体育館に1万人の観客を動員した。また、この9冠目の試合が同校で50回目の全国大会優勝でもあった。現役高校生としては史上2人目の全日本候補選手に選ばれた。

1998年、男子アジア・ジュニア選手権大会に出場し第3位。男子ジュニア世界選手権に進出した。1999年1月、史上初の特別推薦で能代工が全日本総合選手権に出場した。同年3月、田臥はナイキ・フープサミット(全米ジュニア選抜と世界ジュニア選抜)に日本人として初めて出場した。同年7月、男子ジュニア世界選手権大会に出場し第14位。

田臥世代の輝かしい功績で2000年には「人間力大賞」、2006年には「文部科学大臣優秀教員表彰」を授与されている。

2008年3月、監督を教え子である佐藤信長に禅譲し、能代工を退職。同年4月、日本バスケットボールリーグ(JBL)に参戦するリンク栃木ブレックスのヘッドコーチに就任(3年契約)、同年8月31日(かつての教え子)173cmのポイントガード田臥は史上唯一の純血の日本国民たるNBA新人選手として得点及びアシスト記録でレギュラーシーズン開幕戦勝利に貢献の輝かしい実績を引っ提げブレックス加入。しかし、加藤自身は同年11月に就任7カ月、10試合終了時点で更迭された。その時点でのチーム成績は3勝7敗、8チーム中6位。

田臥は2008-09年レギュラーシーズンでは、アシスト王・スティール王の2冠に輝き、レギュラーシーズンのベスト5に選出された。しかしブレックスは新任ヘッドコーチ加藤の在籍時期の低迷が響き5位に終わり、プレーオフ進出逃した。

2009年4月、bjリーグアカデミーのテクニカルアドバイザーに就任。 2010年4月より、西武文理大学サービス経営学部の准教授に就任。2011年4月より同大学に新設されたバスケットボール部の監督に就任する。

なお、能代工の礎を築いた加藤廣志元監督とは縁戚関係はないが(加藤廣志は藤里町出身)師弟関係にある。

経歴

選手
  • 能代工業高 - 筑波大 - 秋田いすゞ(1985年〜1987年)
指導者
  • 能代工業高コーチ(1987年〜1990年) - 能代工業高監督(1990年〜2008年) - リンク栃木ブレックスHC(2008年)-西武文理大学監督(2011年~)

関連項目





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