加茂坂峠とは? わかりやすく解説

加茂坂峠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/12 06:28 UTC 版)

加茂坂峠(かもざかとうげ)は、山形県鶴岡市加茂町地区から大山町地区にかけてのである。現在は国道112号の加茂坂トンネル(L=777m、google マップ)が通っている。

歴史

江戸時代加茂港北前船の寄港地であり、加茂街道は鶴岡城下と港を結ぶ重要路線であった。しかし、加茂坂峠は標高150メートルの坂の険しい難所であったため、1812年出羽三山湯殿山派のであった鉄門海上人(てつもんかいしょうにん)によって旧道が開かれた。その後、鉄門海の孫弟子、鉄龍海上人によって当時まだ珍しかった地雷花(ダイナマイト)を使っての改修が行われ、1871年明治4年)に完成した。

1886年(明治19年)には初代山形県令の三島通庸によって新道が開削され、加茂トンネルが完成した。トンネル1939年昭和14年)に改修が行われ、自動車の通行が可能になった。2003年平成15年)7月5日に加茂坂トンネルが開通したことにともない、加茂トンネルは通行止めになった。これにより、大山側から高舘山に行くことが不可能になった。

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