劇場公開版と完全版
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「ニュー・シネマ・パラダイス」の記事における「劇場公開版と完全版」の解説
本作はいくつかのバージョンで発表されている。日本では173分版と123分版が公開・ソフト化されている。 173分: 「ディレクターズ・カット版」、DVD・ブルーレイでは「完全オリジナル版」 155分: イタリアで上映された「オリジナル版」 123分(124分とされることもある): インターナショナル版、「劇場公開版」、DVDでは「SUPER HI-BIT EDITION デジタル・リマスター版」 短縮版(「劇場公開版」)と長尺版では、映画の主題が大きく異なっている。短縮版では映画館「パラダイス座」が物語の中心となるのに対し、長尺版では主人公の人生に焦点が置かれており、青年期のエレナとの恋愛や壮年期の帰郷後の物語が丹念に描かれる。 1988年にイタリアで劇場公開された「オリジナル版」の上映時間は155分だった。しかし興行成績が振るわなかったため、ラブシーンやエレナとの後日談をカットして123分に短縮されて国際的に公開され、成功を収めた。このバージョンの編集も監督本人が手がけている。 2002年には、173分のディレクターズ・カット版が公開された。もともとの123分版にはエレナの母親が立ち姿でトトと電話で話をしているシーンが含まれるが、公開・ソフト化されたものにその場面は収録されていない。本当の意味で完全版に一番近いフィルムは現在フィレンツェ某所に存在する。このフィルムは、2006年フィレンツェで開催した「フランス映画2006」で上映されている。
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