創作主題による6つのやさしい変奏曲 ト長調とは? わかりやすく解説

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ベートーヴェン:創作主題による6つのやさしい変奏曲 ト長調

英語表記/番号出版情報
ベートーヴェン:創作主題による6つのやさしい変奏曲 ト長調6 Leichte Variationen über ein eigenes Thema WoO.77作曲年1800年  出版年1800年  初版出版地/出版社: Traeg 

作品解説

2008年9月 執筆者: 稲田 小絵子

当時変奏曲は、流行している人気オペラ旋律主題とすることが多くベートーヴェン1790年代はそうした変奏曲いくつも作曲した。しかし1800年になって初めて、自作主題をもとに独立したピアノ変奏曲生み出したのである
タイトルどおり、比較的やさしい小規模な変奏曲である。主題旋律和声ともに単純で親しみやすく、小節構造も8+8小節繰り返すのみである。
だが、この作品が、主題旋律主題バスから成る主題変奏曲であることは注目に値するだろう。各変奏では、主題旋律バスどちらか比較明瞭に聞き取れるよう工夫されているのである第1変奏ではバスそのまま残し第2変奏では左右ともに装飾的に変奏させながらも、バス骨格残している。第34,5変奏では主題旋律際立たせ、最後第6変奏和音根音で再びバス用いている。コーダ最初の2小節装飾的に変奏してゆき、最終的にドミナントトニック繰り返し作品閉じる。
主題という変奏手法は、2年後ピアノ変奏曲作品35(《プロメテウス》あるいは《エロイカ変奏曲)に特徴的である。ベートーヴェンはこの自作主題による変奏曲実験台としたのだろうか


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