利用促進の要因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 09:53 UTC 版)
遺産と呼ばれる場所は公共性が高いことから、そこに埋蔵する資源も公共財と捉えられ、遺産の保護意識より公益性ある社会資本として利潤を求める経済性が優先されがちで、特に途上国において顕著に行われる傾向が強い。例えばギニアとコートジボワールに跨る世界遺産ニンバ山厳正自然保護区は登録前に採掘権が認められていたこともあり、現在でも周辺では採掘が行われている。 またキリスト教社会では、自然を切り拓くことが神から与えられた使命とする思考が行動原理ともなる(人間中心主義)。その根幹は『ギルガメシュ叙事詩』にあるレバノン杉の森における木の神征伐にまで溯り由来する(自然破壊#指摘される背景も参照)。 日本ではエネルギー問題の観点から国立公園・国定公園での地熱発電を政策として推進する動きがある。
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