別途積立金

新語時事用語辞典

別途積立金

読み方：べっとつみたてきん
別名：無目的積立金
英語：special reserve fund、special reserve、contingent reserve、earmarked fund

任意積立金のうち、目的が限定されていない積立金のこと。無目的積立金ともいう。

別途積立金は、会社法に基づき、株主総会での決議をもって積み立てたり、取り崩したりすることが可能とされる。

別途積立金を積み立てる場合は次のような仕訳になる。

（借）繰越利益剰余金　（貸）別途積立金

また、取り崩す場合は次のような仕訳になる。

（借）別途積立金　（貸）繰越利益剰余金

なお、任意積立金には、別途積立金の他に、事業拡張積立金、役員退職慰労積立金、修繕積立金などが挙げられる。

関連サイト：
会社法

（2011年4月14日更新）

デジタル大辞泉

べっと‐つみたてきん【別途積立金】

読み方：べっとつみたてきん

特定の目的をもたない任意積立金。

会計用語辞典

別途積立金

読み方：べっとつみたてきん

使い道を特定せずに留保した積立金のこと。

年金用語集

別途積立金(べっとつみたてきん)

厚生年金基金の決算において、積立金が将来の年金・一時金給付のために必要な額（責任準備金といいます）を上回る場合、その剰余分を別枠で積み立てたものが別途積立金です。年金数理上の基礎率よりも実績が上回った場合などに発生します。
別途積立金は、(1)決算上の不足金が生じたとき、(2)財政検証時に掛金率の上昇を抑えるとき、(3)給付改善を行うとき、などに取り崩すことができます。

用語集での参照項目：年金数理、基礎率、財政検証