別れのワルツ
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ナビゲーションに移動 検索に移動別れのワルツ(わかれのワルツ)
- フレデリック・ショパン作曲のワルツ第9番の通称。
- アメリカ映画『哀愁』の挿入曲で、スコットランド民謡『オールド・ラング・サイン』(『蛍の光』)を3拍子のワルツに編曲したもの。古関裕而がそれを採譜、編曲したものがこの題名でレコード発売された。
別れのワルツ
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日本では、多くの公共施設や商業施設において、閉館・閉店直前のBGMとして流されるという認識が多い「蛍の光」だが、実際は「蛍の光」の原曲(オールド・ラング・サイン)を3拍子に編曲したものであることが多い。日本では「別れのワルツ」として知られているが、その経緯は以下のとおりである。 この3拍子バージョンの初出は、MGM映画の『哀愁』で主役の2人がクラブで踊るシーンだった。この映画が日本で公開されたのは1949年で、映画とともに音楽も強い印象を与えた。そこでコロムビアレコードはこの曲('Farewell Waltz'と呼ばれている)をレコード化しようとしたが、音源がなかったため、古関裕而に採譜と編曲を依頼。古関はこの仕事を完遂し、「別れのワルツ」のタイトルで日本でレコード化され、大ヒットした。なおこの際、「編曲:ユージン・コスマン(EUGENE COSSMANN) 演奏:ユージン・コスマン管弦楽団」とレコードに表記されていた上、洋楽規格のレコードで発売されたため、人々はこれを外国録音の演奏だと思い込んでいた。実際には「ユージン・コスマン」なる人物は存在せず、「古関裕而」の名前をもじったものである。 ユージン・コスマン管弦楽団の「別れのワルツ」は1953年までに累計29万枚、1953年のクリスマスセールで10万4000枚を販売している。
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