判断構造におけるブーリアン値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/05 22:53 UTC 版)
「プログラミング作法」の記事における「判断構造におけるブーリアン値」の解説
プログラマによっては、上のようなブーリアン型の計算結果と判断が単純に対応した判断構造は、冗長すぎるし間違いやすいと考える。次のように、そのまま直接、論理式で表現してしまうべきと考えることもある。 return (hours < 24) && (minutes < 60) && (seconds < 60); これらの違いは意味には影響しない。最近のコンパイラはどちらも同じオブジェクトコードを生成する。 逆に前者のスタイルを好む場合もある。その理由としてデバッグの容易さ等が挙げられる。ブーリアン型の条件式の中で変数への代入も行われる場合、その計算後に変数の値をデバッガで確認したいとすると、前者の方が確認が容易である。後者では、その行の実行完了後に停止させると関数から抜けてしまっており、値を確認できない(命令単位のステップ実行なら確認可能)。特に、この例には含まれていないが、条件判断に関数呼び出しが入る場合など、カバレッジを見るにも、文として分かれていたほうが扱いやすいと感じる場合がある。
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