初演時の演出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 13:57 UTC 版)
浄瑠璃と歌舞伎では演技の仕方が違うため、両者の詞章は当然異なるが、それを差し引けば、初演時の本作は浄瑠璃と非常に近いものであった。 初演時の台帳に示される詞章やト書きを読む限り、現代の本作の見せ場であるケレンのほとんどが存在しないように見える。最大の見せ場である「曲書き」(葛の葉の正体がばれて姿を消す場面における演出)も存在せず、浄瑠璃と同様の展開、つまり姿を消した葛の葉を探し回る保名が、障子に書き残された「恋しくば…」の歌を発見することとなる。
※この「初演時の演出」の解説は、「芦屋道満大内鑑」の解説の一部です。
「初演時の演出」を含む「芦屋道満大内鑑」の記事については、「芦屋道満大内鑑」の概要を参照ください。
- 初演時の演出のページへのリンク