初潮の儀式について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/30 05:55 UTC 版)
女だけに重要な意義を持つ儀礼の一つに、初潮の儀式がある。腹、胸、上腕に瘢痕をつけるこの儀式を迎えた少女らは、母親の兄か弟に体を支えられ(アベラム族は、母親の兄弟も母親と見なしている)、その肌に女たちがいろいろな意匠の傷を刻む。それが済むと女たちは、いつも男たちが使っている儀式用の空き地を占領して日が暮れるまで儀礼を営む。男たちは中に入れないので、何が行われているか知ることは出来ない。 翌日の朝、少女は頭をきれいにそり、おびただしい数の飾り物で身を飾って現れる。その日から数ヶ月間、彼女は働くことをやめ、自分の村、近所の村を一軒ずつ訪ね、ご馳走ずくめの歓待を受ける。
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