初演と復元演奏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 02:59 UTC 版)
組曲は1945年11月18日、ワーナー・ジャンセンの指揮により、ロサンゼルスで初演された。エドワード・アーノルドが語り手をつとめたが、その後は演奏されることがなかった。同年12月11日にはRCAにおいて私費でレコーディングがなされた。このレコードは78回転のSPレコード5枚から構成されていた。1951年には語り部分のみ録音し直したLPレコードがキャピトル・レコードから発売されたが、これもごくわずかしか販売されなかった。2001年に同じ録音がCDとして発売された。 その後、シルクレットの家は火災に遭い、複製の残っていたシェーンベルクの『前奏曲』作品44とストラヴィンスキーの『バベル』を除く5曲の楽譜は失われたと考えられていた。しかしアメリカ議会図書館にミヨーとカステルヌオーヴォ=テデスコの手書きスコアおよび他の3曲の草稿が保存されているのが1998年に発見され、パトリック・ラスによって3曲の草稿と1945年の録音をもとに再オーケストレーションがなされた。この復元版は2000年にベルリンでジェラード・シュワルツ指揮のベルリン放送交響楽団によって新たにレコーディングされた。
※この「初演と復元演奏」の解説は、「創世記組曲」の解説の一部です。
「初演と復元演奏」を含む「創世記組曲」の記事については、「創世記組曲」の概要を参照ください。
- 初演と復元演奏のページへのリンク