初期のゴルフ歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/14 08:23 UTC 版)
「オールドトムモリス」の記事における「初期のゴルフ歴」の解説
モリスは機織り職人の息子で、10歳の時にゴルフを始めた。手製のクラブと、コルクにくぎを刺したボールを手に道端で子供同士の試合などをして遊んだ。子供のころからキャディーをしながらプレーもしていたが、14歳の時に世界で最初のプロゴルファーと言われているアラン・ロバートソンの奉公人として雇われた。ロバートソンは当時セントアンドリュースゴルフ場を経営しており、またゴルフ用具の製造販売も手掛けていた。モリスは4年間奉公人を務め、さらに5年間にわたり職人(ジャーニーマン)としてロバートソンに仕えた。ロバートソンは1843年ごろより1859年に死ぬまで世界のトッププレーヤーだった。 1840年代初頭よりロバートソンは二人で交互にボールを打つスタイル(チャレンジマッチ、当時はこれが試合方式の主流だった)の試合におけるパートナーにしばしばモリスを指名した。この二人組は一度も負けたことがなかったといわれ、“Invincible”(無敵)と呼ばれるまでになった。こうしてモリスは20歳前半ですでにセントアンドリュースではロバートソンに次ぐプレーヤーに成長しており、二人は角を突き合わせて真剣勝負をするというようなことは滅多になかったが、1843年にオールドコースで非公式な試合をしてモリスがロバートソンに勝ったこともあったという。そうしてモリスにとってロバートソンの使用人として立ち振る舞うことが次第に不自然になっていった。
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