初期のグループ活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/10 08:55 UTC 版)
「エルメート・パスコアール」の記事における「初期のグループ活動」の解説
1960年代後半から、エルメートは現在ポスト・ボッサ・ジャズの古典と呼ばれている幾つかのアルバムに参加する。1964年、アイアート・モレイラ、ウンベルト・クレイベルと共に、北アメリカのジャズをレパートリーとするサンブラーザ・トリオ(Sambrasa Trio)を結成する。1966年、エラルド・ド・モンチ(ギター)およびテオ・ジ・バホス(ベース)とともにトリオ・ノーヴォというグループを組んでいたモレイラは、エルメートをそのトリオに引き入れる。これこそがエルメートの名を国際的に知らせ、ブラジル音楽史上における最重要インストゥルメンタル音楽グループとなる、クアルテート・ノーヴォであった。卓越したテクニックと洗練されたハーモニーを兼ね備えたこのグループは、ブラジルのリズムとジャズの融合を物語る重要な鍵を握っている。エルメートはこのグループで、同名のアルバム『クアルテート・ノーヴォ』をレコーディングする。のちにブラジリアン・オクトパスに加入、フルートを担当し、ここでも一枚のアルバムを作成する。1968年にはオーケストラのアレンジにも手を染めることとなる。
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