列国怪談聞書帖
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『列国怪談聞書帖』(れっこくかいだんききがきぞうし)は1802年(享和2年)に三崎屋清吉(文栄堂)から出版された読本(よみほん)である。『異魔話武可誌』の版木を流用し、十返舎一九による文章を足して再構成された作品である。 一九により、それぞれの妖怪に関する説話が付けられているが、すべての妖怪画に文章が付けられているわけではない(33点のうち17点)。『異魔話武可誌』には存在しなかった新規の図や、収録されなかった図、妖怪の名称が異なっている図も存在するが、その異動改竄の意図は明確にはなっていない。また『異魔話武可誌』最終丁の宝船の図も存在していない。
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