分人主義dividualismとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 分人主義dividualismの意味・解説 

分人主義dividualism

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 02:23 UTC 版)

ドーン (小説)」の記事における「分人主義dividualism」の解説

ドーン』の中で平野啓一郎提示した用語。分人主義(ぶんじんしゅぎ)/dividualism(ディヴィジュアリズム)。たった一つ人格indivisualを持つのではなく対人関係ごとに異な人格dividualを分けることができるという考え方のこと。 「個人」の中には対人関係や、場所ごとに自然と生じ様々な自分がいるという考え方で、「本当の自分が、色々な仮面使い分ける、『キャラ』を演じる」ということとは区別される。 「キャラ」と違い演じ分けた使い分けたりするひとつの主体があるという操作的operationalなものではなく向かい合った相手との協同的cooperativeなもの。(「分人(ディヴ)」は「キャラ」と違い人がいなくても成立する。海や山などの外界からの影響別の場所にいるときと違った自分生まれてくる。それも「分人(ディヴ)」という。) 関わる人や物事があって初め分化する自分中にある一面で、そのような分人が、中心もなくネットワークされているのが個人であるという考え方。 人は「演じている」わけでなくても、「キャラをあえて作っている」わけでも、その場相手応じた自分になってしまう。人間多様である以上、コミュニケーション過程では、当然、人格相手ごとに分化せざるを得ないその分人の集合個人だという考え方

※この「分人主義dividualism」の解説は、「ドーン (小説)」の解説の一部です。
「分人主義dividualism」を含む「ドーン (小説)」の記事については、「ドーン (小説)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「分人主義dividualism」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「分人主義dividualism」の関連用語

分人主義dividualismのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



分人主義dividualismのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのドーン (小説) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS