出羽守
出羽守とは、とかく海外や異業種の事例を引き合いに出して難癖をつけたがる人を指す、俗な表現である。海外(外国)の事例と比較して日本はダメだと嘆く人を特に「海外出羽守」と呼ぶこともある。
出羽守という言葉はそもそもは旧国名「出羽国」の国司、すなわち長官の役職名である。「でわ(出羽)」の音が共通しているだけでなく、「守」の字からも「偉そうに上から物を言う」ようなニュアンスを汲み取ることができる。
出羽守の論難は、比較を論拠としているため、端的かつ明確という印象を抱かせやすい。他方、往々にして、見方が一面的・表面的・短絡的になりがちでもある。自身の主張に都合のいい特殊事例を引き合いに出しているだけだったり、事の経緯や背景事情を無視していたりして、比較的あっさり論破されるケースもままある。
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