出産にまつわる用語・概念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 07:52 UTC 版)
性行為または不妊治療などの生殖医療の利用によって受精後平均266日、胎児が十分成熟して体外に出る場合を正期産と呼ぶ。正期産に至るまでの期間や出産時の成熟度は種によってまちまちである。標準より早い場合は「早産」、さらに事故に近い場合を「流産」、遅い場合は「過期産」と呼ぶ。 出産前、あるいは最中に羊膜が破れ、羊水が出ることを破水(はすい)という。出産後、胎盤などが排出されることを後産(あとざん・のちざん)という。 分娩が比較的楽な場合は「お産が軽い」(安産)、何らかの困難を伴う場合は「お産が重い」(難産)という言い方をする。カンガルーのようにごく小さく産む種では出産は軽いが、大型草食動物のように胎児を十分に成長させてから出産する場合や、ヒトのように骨盤底骨が発達している場合、骨盤下口が胎児とくらべて狭いので、胎児が大きい場合出産は重くなる。ヒトの中でも初産年齢や恥骨結合の状態などで異なる。
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