再びフェラーリへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/09 06:18 UTC 版)
「グスタフ・ブルナー」の記事における「再びフェラーリへ」の解説
ジョン・バーナードの設計になる1994年型フェラーリ、412T1はサスペンションの設計など少なくない問題点を抱えていたため、途中加入のブルナーはそれらの改良を任された。改良型のシャシーは412T1Bとして第7戦フランスGPで投入され、ゲルハルト・ベルガーの運転により、第9戦ドイツGPにおいてフェラーリにとっても久々の優勝を遂げた。 しかし、フェラーリはあくまでバーナードをデザインの中心に据えたため、ブルナーの役目はこの1994年の412T1、1996年のF310といった、バーナードの設計の失敗の尻拭いをさせられる、いわば予備要員に近いものであった。設計の主導権を任されることはなかったが、ブルナーによるこれらの改良型は確実に初期型を上回る成果を出したため、ブルナーは再設計の手腕をますます高く評価されることとなる。 1996年にミハエル・シューマッハが加入して以降、フェラーリのデザイン部門改革が急進し出したため、1997年をもってチームから去った。
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