内藤丈草

美術人名辞典

内藤丈草

読み方：ないとう　じょうそう

俳人・尾張犬山藩士。名は本常、通称林右衛門、号は仏幻庵・懶窩等。27才で家督を異母弟に譲り上洛、旧知中村史邦の紹介で松尾芭蕉に入門した。師歿後もその遺風を終生忘れず、蕉門の俳人のなかでことに純粋であった。蕉門十哲の一人。編著に『寝ころび草』『驢鳴草』等がある。元禄17年（1704）歿、43才。