具体的な試合展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 02:16 UTC 版)
「ブラジリアン柔術」の記事における「具体的な試合展開」の解説
柔道と異なり綺麗に投げても一本勝ちにはならずテイクダウン(2ポイント)またはアドバンテージ(柔道で言う効果。ADポイントとして別集計1ポイント)のみが与えられる。また、引き込みが認められている。そして、寝技で上側の選手が相手選手に組まない場合もそのまま試合は継続される。また寝技の攻防が膠着した場合にブレイク(待て)がかかるまでの時間は柔道と比較してかなり長い。そのため、寝技中心の試合展開になることが多い。 寝技は柔道と同様、下の者が相手と正対し、膝や脚を使って防御するガードポジションを取っていれば抑え込み、フォールやポイントが取られないのがレスリングやサンボと異なる大きな特徴である。また、抑え込みでは一本にならず、20秒以上同じ抑え込みを続けると反則を取られる。また、20世紀終盤の柔道では寝技で亀になって防御することが多かったが、柔術ではその態勢で背に乗られ、相手の両足を鼠径部に差し込まれると失点になる(4ポイント)ため、亀の姿勢のままでいることは少ない。下側の者はガードの状態にしようとするか、正対できずうつ伏せの場合は相手に頭を向け手で相手が背後に行けないようにがぶられながら防御する。 一本勝ちは、関節技や絞め技を極めた場合である。実力が拮抗している場合は一本を狙わず、ポジショニングによって与えられるポイントあるいはアドバンテージ等での判定勝利を狙う選手も多い。
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