六角彩子とは? わかりやすく解説

六角彩子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/20 00:53 UTC 版)

六角 彩子
茨城ゴールデンゴールズ女子チーム /
5STARs #36
2019年10月撮影
基本情報
国籍 日本
出身地 茨城県日立市
生年月日 (1991-10-24) 1991年10月24日(33歳)
身長
体重
157 cm
kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 内野手
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 女子野球日本代表
ベースボール5日本代表
出場歴
女子野球 日本代表
WBSC女子野球ワールドカップ(旧 IBAF)
2010201220142016[1][2]
ベースボール5 日本代表
Baseball5 アジアカップ
20222024[3][4]

六角 彩子(ろっかく あやこ、1991年10月24日 - )は、日本の女子野球選手内野手)、女子野球・ベースボール5の日本代表。WBSC Baseball5公認インストラクター[5]茨城県出身。

経歴

小学4年生で兄の影響からリトルリーグで野球を始め、中学は軟式野球部でポジションは投手遊撃手

高校は埼玉栄高等学校に進学し、女子硬式野球部に入り、ポジションは投手二塁手三塁手。 中学では唯一の女子部員だったが高校では全員女子部員になりプライベートも充実したという。

帝京平成大学に進学し、卒業と共に理学療法士の資格を取得する。

2010年のIBAF女子ワールドカップでは日本代表に選ばれ、大会ではMVPと首位打者に選出された。

国際野球連盟が発表した、2010年の年間最優秀女子選手(MVP)に、日本人として初めて選ばれた。男女を通じても初めてである[6]

その後も2012年、2014年、2016年と女子野球W杯に出場し日本代表として活躍。

近年は理学療法士の資格を活かしつつ加圧トレーニングのトレーナーとして働きながら、2020年1月15日埼玉西武ライオンズ公認女子野球チーム埼玉西武ライオンズ・レディース(本拠地・埼玉県川越市)に移籍することを発表し、現役選手を続けている。背番号は侍時代に続き「36」[7]

日本国内の各地で野球教室や講演会をしつつ、また、香港ニュージーランドを初めとする海外まで女子野球の普及活動をしている。

国際野球連盟考案の野球を普及させるための競技、「Baseball5」のWBSC公認インストラクターにも日本人で唯一選出され、キューバやマレーシアなどでBaseball5の普及活動にも尽力している[5]。2021年シーズンをもって現役を引退した独立リーガー・宮之原健に声をかけ、宮之原が監督を務める「5STARs」に参加してプレー。2022年7月に開催された、第1回アジアカップ出場権をかけた日本代表決定戦では準優勝となるも、優勝したチームがアジアカップ参加規約に抵触することが判明したため、繰り上がりで六角らが初代日本代表となっている[8]。六角を選手兼監督として挑んだ8月開催の第1回アジアカップでは準優勝となり、11月にメキシコで開催の第1回ワールドカップ英語版への出場権を獲得した[9]。ワールドカップでは決勝戦まで進出し、キューバに敗れたものの準優勝を達成[10][11]。六角は個人賞として「最優秀女子選手」[12]「最優秀コーチ」[13]を受賞し、「オールスターチーム」の5人のうちの1人にも選出された[14][15]

2023年シーズンをもって西武を退団。2024年1月の入団セレクションで、片岡安祐美が初代監督・創設した茨木ゴールデンゴールズ女子チームに移籍[16]。また、同年に侍ジャパン傘下に加入したベースボール5代表に選出され、第2回アジアカップで個人賞・最優秀女性選手賞を受賞した[17]

脚注

  1. ^ マドンナジャパンメンバー一覧 全日本女子野球連盟 2024年4月17日閲覧。
  2. ^ 全世代侍ジャパン選手リスト 六角 彩子 野球日本代表侍ジャパンオフィシャルサイト 2024年4月17日閲覧。
  3. ^ WBSC Baseball5ワールドカップ 2022 日本代表チームについて 2022.10.18 Baseball5ジャパンオフィシャルサイト 2024年4月17日閲覧。
  4. ^ Baseball5選手プロフィール 六角 彩子 野球日本代表侍ジャパンオフィシャルサイト 2024年4月17日閲覧。
  5. ^ a b 今からなれる日本代表! 新競技「Baseball5」を公認インストラクター六角彩子が解説”. full-count (2020年10月22日). 2024年2月7日閲覧。
  6. ^ 世界MVP表彰に六角「3連覇を」”. 日刊スポーツ (2011年12月9日). 2011年12月9日閲覧。
  7. ^ 12球団初!プロ野球チーム名を冠した埼玉西武ライオンズ公認の女子野球チーム「埼玉西武ライオンズ・レディース」が4月に誕生!” (2020年1月15日). 2020年1月17日閲覧。
  8. ^ 古川真弥 (2022年7月19日). “稲村亜美所属チームの代表取り消しで繰り上げ派遣の準V5STARs「打球強かった」相手称える”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/baseball/news/202207190001888.html 2022年8月2日閲覧。 
  9. ^ WBSC ASIA Baseball5アジアカップ2022 準優勝”. Baseball5日本代表オフィシャルサイト (2022年8月26日). 2022年9月26日閲覧。
  10. ^ “Silver Medal - Rokkaku Ayako - Baseball5 World Cup 2022”. Legend Museum. (2022年11月13日). https://museum.belegends.com/trophies/19156 
  11. ^ “第1回ベースボール5杯世界王者はキューバ、 日本は銀”. スポーツナビ. (2022年11月17日). https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/202211170122-spnaviow 2022年12月13日閲覧。 
  12. ^ “Outstanding Female Player - Rokkaku Ayako - Baseball5 World Cup 2022”. Legend Museum. (2022年11月13日). https://museum.belegends.com/trophies/19139 
  13. ^ “Best Coach - Rokkaku Ayako - Baseball5 World Cup 2022”. Legend Museum. (2022年11月13日). https://museum.belegends.com/trophies/19137 
  14. ^ WBSC Baseball5ワールドカップ 2022 日本代表 準優勝について”. Baseball5日本代表オフィシャルサイト (2022年11月13日). 2022年12月13日閲覧。
  15. ^ WBSC ベースボール5 ワールドカップ MVP 六角彩子 「ベースボール5の今後の成長に期待」”. World Baseball Softball Confederation (2022年11月14日). 2024年2月7日閲覧。
  16. ^ 片岡安祐美「一緒に野球をやりたいと感じた」 茨城GG7人合格”. サンケイスポーツ (2024年1月29日). 2024年2月7日閲覧。
  17. ^ 第2回 Baseball5 アジアカップ2024 試合・大会詳細 侍ジャパンオフィシャルサイト 2024年4月13日閲覧。

外部リンク


六角彩子(出場3回 元女子野球日本代表)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 01:00 UTC 版)

KUNOICHI」の記事における「六角彩子(出場3回 元女野球日本代表)」の解説

第9回初出場同大会ではREDステージ・フィッシュボーン終盤リタイアゼッケン10)。第10回ではダブルペンダラムバー届かずリタイアゼッケン42)。第11回ではドラゴングライダーを滑降中にバー離してリタイアゼッケン26)。

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