公開討論会・候補者共同記者会見の度重なる中止
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「2014年東京都知事選挙」の記事における「公開討論会・候補者共同記者会見の度重なる中止」の解説
告示前の2014年1月14日、早期の立候補表明を促すため東京青年会議所が主催する公開討論会が宇都宮、田母神、舛添、細川の4人によって行われるはずであった。しかし、この討論会に参加を表明したのが宇都宮のみだったため、青年会議所は討論会を1月18日に延期することを決定。18日に実施される予定となったが、参加予定の一人である細川が公約の未完成のため出席しないことが前日の17日に判明。この動きを受けて18日の討論会の出席に前向きであった舛添と田母神までもが討論会出席を見合わせたため、すでに設営も完了していた当日の午前になって主催者の判断により討論会中止が決定された。 一方、フリーライターの畠山理仁は同日、東京青年会議所とは別にニコニコ動画「畠山理仁チャンネル」で公開討論会を開催した。こちらは連絡先のある全ての立候補予定者を対象としたが、宇都宮、田母神、舛添、細川の4人は出席せず、出席したのは中松、五十嵐、鈴木、根上、赤坂、ひめじ、内藤、そして山口節生の8人であった。尚、山口はこの時点で都知事選への出馬断念を表明していた が、討論会には出席した。 更に、告示日直前の1月22日には日本記者クラブが、宇都宮、田母神、舛添、細川の4人による共同記者会見を行うことを予定していたが、こちらも細川が出席を見送ったため中止となった。その後、共同記者会見の代わりとして出席予定だった舛添・宇都宮・田母神の会見を1人ずつ続けて開いた。しかし、これらの相次ぐ中止について各候補者からは細川への不快感を表明する声が相次ぎ、細川は選挙に向けた準備不足を露呈することとなった。 結局、宇都宮、田母神、舛添、細川の4人が出席する初めての公開討論会となったのは、告示後の2月1日にドワンゴやTwitterJapanなどインターネットサービスを提供する7社が共同企画し、ニコニコ動画などのインターネットサイトで生中継された政策討論会であった。これに先立ち企画者7社のうちドワンゴやヤフーら4社を含む計5社は、各候補者に対してくれぐれも公開討論会に欠席しないよう要請した。尚、候補者の間での政策論争を伴わないものとしては、1月30日に放送された日本テレビ系の報道番組が、宇都宮、田母神、舛添、細川の4人がひとつの会場に揃った最初のものである。
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