全有界空間とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 全有界空間の意味・解説 

全有界空間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/07 02:08 UTC 版)

位相幾何学および関連する数学の分野において、全有界空間(ぜんゆうかいくうかん、: totally bounded space)とは、任意の固定された「大きさ」(但し「大きさ」の意味する所は文脈によって異なる)の有限個部分集合によって覆うことの出来る空間のことを言う。その大きさがより小さく固定される程、覆うためにはより多くの部分集合が必要となるが、どのような大きさであっても必ず有限個の部分集合によって覆うことが出来る。関連する概念として、空間内のある部分集合のみが覆われる場合の全有界集合(totally bounded set)がある。全有界空間の全ての部分集合は、全有界集合である。しかし、たとえ空間が全有界でなくとも、その部分集合の幾つかは全有界であることがあり得る。


  1. ^ Sutherland p.139
  2. ^ a b Willard, p. 182


「全有界空間」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

全有界空間のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



全有界空間のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの全有界空間 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS