全世界空手道選手権大会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 10:15 UTC 版)
全世界空手道選手権大会(ぜんせかいからてどうせんしゅけんたいかい、World Open Karate Championship)は、国際空手道連盟 極真会館が主催し、ワールドゲームズの中間年に開催される極真空手の無差別級の大会である。正式名称はオープントーナメント全世界空手道選手権大会とオープン参加を謳っている。
第1回は1975年11月に東京都体育館(旧)で開催された。当初は同年3月に日本武道館で開催予定だった。1979年から87年まで武道館で開催。91年の第5回大会以降は東京体育館で行われる。ただし2019年のみ武蔵野の森総合スポーツプラザで開催。
歴代入賞者
男子
回 | 開催日付 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1975年11月1日 - 2日 | 佐藤勝昭 | 盧山初雄 | 二宮城光 | 大石代悟 |
2 | 1979年11月23日 - 25日 | 中村誠 | 三瓶啓二 | ウィリー・ウィリアムス | 東孝 |
3 | 1984年1月20日 - 22日 | 中村誠(2) | 三瓶啓二 | 松井章圭 | アデミール・ダ・コスタ |
4 | 1987年11月6日 - 8日 | 松井章圭 | アンディ・フグ | 増田章 | マイケル・トンプソン |
5 | 1991年11月2日 - 4日 | 緑健児 | 増田章 | 黒澤浩樹 | ジャン・リビエール[1][注釈 1] |
6 | 1995年11月3日 - 5日 | 八巻建志 | 数見肇 | フランシスコ・フィリォ | ギャリー・オニール |
7 | 1999年11月5日 - 7日 | フランシスコ・フィリォ | 数見肇 | アレクサンダー・ピッチュクノヴ | グラウベ・フェイトーザ |
8 | 2003年11月1日 - 3日 | 木山仁 | セルゲイ・プレカノフ | エヴェルトン・テイシェイラ | グラウベ・フェイトーザ |
9 | 2007年11月16日 - 18日 | エヴェルトン・テイシェイラ | ヤン・ソウクップ | アルトゥール・ホヴァニシアン | ダルメン・サドヴォカソフ |
10 | 2011年11月4日 - 6日 | タリエル・ニコラシビリ | エヴェルトン・テイシェイラ | ゴデルジ・カパナーゼ | 赤石誠 |
11 | 2015年11月20日 - 22日 | ザハリ・ダミヤノフ | ジマ・ベルコジャ | ダルメン・サドヴォカソフ | キリル・コチュネフ |
12 | 2019年11月22日 - 24日 | 上田幹雄 | アレクサンダー・イエロメンコ | アンドレイ・ルジン | 高橋佑汰 |
13 | 2023年11月 | アレクサンダー・イエロメンコ | 西村界人 | ルジン・アンドレイ | トゥセウ・アントニオ |
女子
回 | 開催日付 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 |
---|---|---|---|---|---|
13 | 2023年11月 | 佐藤七海 | 鵜沢菜南 | ザベリナ・エリザベータ | コズロワ・エカテリーナ |
注釈
- ^ 1971年7月2日生まれ。カナダモントリオール出身。1990年・1991年カナダ優勝。この時点でキャリア5年だが、同年の第5回オープントーナメント全世界空手道選手権大会のカナダ代表として出場。身長188センチメートル、体重128キログラムの巨漢でありながら、軽快なフットワークとサウスポーからの突き・上中下段回し蹴りで一本勝ちを奪い、勝ち上がっていった。特に岩崎達也との対戦では、岩崎の出した右上段後ろ回し蹴りに対するカウンターで左上段後ろ回し蹴りを出し、一本勝ちを奪った。その瞬間は会場が一瞬シーンとなり、大歓声が沸くほどの見事な勝利だった。準決勝では増田章と対戦。増田の左上段回し蹴りや右後ろ回し蹴りを顔面にヒットされたり、右中段回し蹴りで脇腹に攻撃を受け、正拳突きをみぞおちに決められ、下を向いて動きが止まるなど自分のペースで試合できなかったが、延長2回まで粘り、惜敗した。3位決定戦では黒澤浩樹に破れ、4位入賞を果たした。その後、1992年米国国際スーパーヘビー級優勝・1994年米国国際優勝の成績を収めた。分裂騒動が起きた時には、政治的問題に巻き込まないよう、極真会館を脱会する。その後、キックボクシングに転向し、国際大山空手道連盟に所属し、バーリトゥードやK-1などにも参戦した。
脚注
関連項目
全世界空手道選手権大会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 22:30 UTC 版)
4年に1度東京体育館で開催する無差別級の国際大会である。2007年の第9回大会から女子の部を同時に開催している。 無差別級(男子) ※分裂以降の戦績。分裂以前の戦績は極真会館に掲載回年優勝準優勝3位4位6 1996年 塚本徳臣(初) 鈴木国博 谷川光 村瀬剛史 7 1999年 岡本徹 ムザファ・バカク 新保智 吾孫子功二 8 2003年 鈴木国博 逢坂祐一郎 塚越孝行 バレリー・ディミトロフ 9 2007年 塚越孝行 ドナタス・イムブラス バレリー・ディミトロフ ローマン・ネステレンコ 10 2011年 塚本徳臣(2) 村山努 ローマン・ネステレンコ ルーカス・クビリウス 11 2015年 島本雄二(初) 入来建武 ルーカス・クビリウス 前田勝汰 12 2019年 島本雄二(2) マシエ・マズール 加藤大喜 ヴァレリー・ディミトロフ
※この「全世界空手道選手権大会」の解説は、「新極真会」の解説の一部です。
「全世界空手道選手権大会」を含む「新極真会」の記事については、「新極真会」の概要を参照ください。
- 全世界空手道選手権大会のページへのリンク