入手および翻訳の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 14:36 UTC 版)
1823年9月21日、ジョセフ・スミス・ジュニアはモロナイと名乗る神の使者に黄金の板の聖なる文書の存在を告げられ、4年後18歳になった時に掘るようにいわれた。 黄金の板は最初の預言者の家族の一人から預言者モルモンまで書き継がれ、死ぬ前にその子最後の預言者モロナイが西暦421年にクモラの丘にそれを隠してから、1827年にジョセフ・スミス・ジュニアが掘り起こすまで、ずっとその丘に埋められていた。 1827年9月22日にジョセフ・スミス・ジュニアが古代の変体エジプト語で黄金の板に書かれたイエス・キリストについての聖書とは別の「もうひとつの証(Another Testament)」をニューヨーク州ウエイン郡にある丘に埋められたセメントの箱の中から入手した。なお、箱の中にはほかにウリムとトンミムという道具が入っていた。 ジョセフ・スミス・ジュニアがウリムとトリムを使ってこの文書を翻訳口述しオリバー・カウドリ(英語版)とマーティン・ハリス (1783年生)(英語版)が英語で筆記した。原典である黄金の板は翻訳の後、天使へ返還したとされている。 翻訳された内容は、1830年に出版された。現在は英語だけでなく、色々な言語に翻訳・出版されている。現在までの頒布部数は全世界で1億部を超えている。
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