党員候補制度の導入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 00:18 UTC 版)
「日本共産党第10回大会」の記事における「党員候補制度の導入」の解説
入党を希望する各個人の素性の見極めや新入党者教育の徹底のため、第10回党大会では「党員候補」(とういんこうほ)の制度を導入した。これは同時に、将来党活動に参加しなくなる者の入党を極力認めないようにするという、いわば選抜の意味合いもあった。 「日本共産党#入党」も参照 入党を希望した者が入党費を納めた時点から5ヶ月、また労働者、農民以外の階層に属すると認められた者は8ヶ月経過するまでは党員候補として扱われ、その間に新入党者教育も行われた。期間が経過した後に所属する支部で審査が行われ、そこでの入党決定を受けて地区委員会に承認を求め、その承認が下りた時点で正式の党員と認められた。党員候補期間の延長や、入党が承認されない場合もあった。 党員候補期間中に理由もなく党費、赤旗購読料を納めないなど問題がある場合は、党員候補期間が終了する前でも、党員として不適格と判断されることもあった。 1980年(昭和55年)の第15回党大会で行われた規約改定により、党員候補の制度は廃止された。
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