先行研究の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/05 09:28 UTC 版)
歌に使われる言い回しに注目し、関係のある歌をつなげてパズル作るという織田正吉『絢爛たる暗号 百人一首の謎をとく』(1978年)の考え方に影響を受けており、林自身、著書やホームページ内でその旨記述している。「私の研究は、過去になされた先人たち(石田吉貞、丸谷才一、樋口芳麻呂、およびとりわけ織田正吉などの諸氏)のすぐれた業績をうけつぎ、その土台の上に展開されたものである」http://www8.plala.or.jp/naomichi/hyakushu/utaorimono.html 参照。 10×10で100首というような並びは、偶然では完成しようのない組み合わせであり、100首を整然と一覧できる並びであるから、パズルの完成図として理想的である。またパズルであるからには、完成図には、製作者のメッセージが見える形で示されている、という2点をもとに仮説を立て、検証していったものである。織田のいうパズルでは18×18という並びであったが、そこから発展させて10×10で100首という仮説を思いついたものと考えられる。
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