先天色覚異常の分類のまとめ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 17:20 UTC 版)
「色覚異常」の記事における「先天色覚異常の分類のまとめ」の解説
実際の患者によるヒアリングによると、3型は絵のように青がここまで黒くなくもう少し青く見えることが最近分かった。錐体細胞の異常の有無と現れる色覚異常の関係を表にまとめると下記のとおりである。 錐体細胞の異常の有無と現れる色覚異常の関係錐体細胞名称症状発生頻度SML○ ○ ○ 正常色覚 正常(症状なし) 人口の大多数 ○ ○ × 1型色覚 赤系統 - 緑系統の色弁別に困難が生じるが、正常色覚とほぼ同程度の弁別能を持つ者も多い 日本では男性約20人に1人女性約500人に1人 ○ × ○ 2型色覚 × ○ ○ 3型色覚 正常色覚とほとんど変わらないが、正常色覚と比べて全体的に色がくすんで暗く見える 日本では数万人に1人(ほとんどが後天色覚異常が多い) × × ○ 1色覚 色は識別できないが視力は正常 日本では数万人に1人 × ○ × ○ × × 色が識別できず視力も低い × × × 日本眼科学会が2005年に更新した色覚関連用語は以下の通りである。 色覚に関する眼科用語(一部)医学用語(現行)医学用語(2004年以前)1色覚 全色盲 2色覚 2色型色覚 3色覚・正常色覚 正常3色型色覚・正常色覚 異常3色覚 異常3色型色覚・色弱 1型色覚 第1色覚異常 2型色覚 第2色覚異常 3型色覚 第3色覚異常 1型2色覚 第1色盲・赤色盲 2型2色覚 第2色盲・緑色盲 3型2色覚 第3色盲・青色盲 1型3色覚 第1色弱・赤色弱 2型3色覚 第2色弱・緑色弱 3型3色覚 第3色弱・青色弱
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