偽粉ミルク (2004)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 06:59 UTC 版)
「中国産食品の安全性」の記事における「偽粉ミルク (2004)」の解説
「zh:阜阳劣质奶粉事件」も参照 2004年4月、安徽省阜陽市で少なくとも13人、また同省内の50 - 60人以上の幼児が偽粉ミルクを飲み栄養失調で死亡した(中国語で「阜陽劣質奶粉事件」)。 同省内の100 - 200人の幼児も栄養失調に陥ったが辛うじて命を取り留めた。阜陽市の偽粉ミルクの製造、販売の責任を負っていた47人の公務員が逮捕され、調査員により阜陽市の食料品店で45種類もの他の偽商品が見つかった。 141以上の工場が偽粉ミルクの製造に関わり、中国政府は4月中旬までに偽粉ミルクが入った2540のバッグを押収した。 国家食品薬品監督管理局は2004年5月に調査を開始した。医師によると、幼児は巨頭症を患っていた。幼児は粉ミルクを飲んで3日以内に頭部が膨張し、栄養失調のためやせてしまった。国が定めた基準ではタンパク質を10%含まなければならなかったが、偽粉ミルクはわずか1 - 6%しか含んでいなかった。 政府は遺族に対する賠償と被害者家族の医療費を援助することを約束した。
※この「偽粉ミルク (2004)」の解説は、「中国産食品の安全性」の解説の一部です。
「偽粉ミルク (2004)」を含む「中国産食品の安全性」の記事については、「中国産食品の安全性」の概要を参照ください。
- 偽粉ミルクのページへのリンク