偽第二主題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/09 23:45 UTC 版)
ベートーヴェンの作品2の3などの初期の楽曲では第二主題と見せかけて調性や展開の上で第二主題となっていない物が多い。反対にエロイカ交響曲の第一楽章では経過部に見せかけて第二主題を出す、「偽経過部」も見られる。またコーダの前に第二展開部を要する「偽終結部」楽曲もある。これらはすべて決まりきった形式に対する「はぐらかし作法」といえる。いつもの退屈さを緩和する為に用いた物とされ、後のケージなどの「ハプニング」作曲法などを想起させる。
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