偕老同穴とは? わかりやすく解説

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かいろう‐どうけつ〔カイラウ‐〕【×偕老同穴】

読み方:かいろうどうけつ

《「詩経」邶風・撃鼓の「偕老」と「詩経王風大車の「同穴」を続けていったもの。生きてはともに老い死んでは同じ墓に葬られる意》夫婦仲むつまじく契り固いこと。

カイロウドウケツ科の海綿動物総称深海泥中直立する円筒形で、全長3080センチ。体壁はかごの目状で、内部胃腔雌雄一対ドウケツエビ共生することから、はじめエビカイロウドウケツ呼んだが、後に海綿の名となった相模(さがみ)湾・駿河(するが)湾や土佐湾生息


偕老同穴

作者三浦佐久

収載図書おたふく曼陀羅
出版社叢文社
刊行年月1992.6


偕老同穴

作者鈴木靖三郎

収載図書死人化粧
出版社ルネッサンスブックス
刊行年月2006.6


偕老同穴

読み方:カイロウドウケツ(kairoudouketsu)

カイロウドウケツ科に属す海産動物総称


偕老同穴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/24 04:16 UTC 版)

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偕老同穴(かいろうどうけつ)は、共に暮らして老い、死んだ後は同じ墓穴に葬られること。転じて夫婦の信頼関係が非常にかたいことを意味する。同種の故事成語に「比翼連理」がある。

典拠

典拠は『詩経』邶風・撃鼓にある「執子之手、與子偕老」(子の手を執りて、子と偕〔とも〕に老いん)、及び同じく『詩経』王風・大車「穀則異室、死則同穴」(穀〔い〕きては則ち室を異にするも、死すれば則ち穴を同じくす)。

使用例

「偕老同穴の契り」と使用される例が多い。単に「偕老の契り」という言い方もある。

  • 偕老同穴の契り深かりし入道にはおくれ給ひぬ」(『平治物語』上巻第六「信西の首実権の事附たり大路を渡し獄門に懸けらるる事」)
  • 「古来偕老同穴は人倫の至重なるものとして既に已に其習慣を成し、社会全体の組織も之に由りて整頓したることなれば、今俄に変動せんとするも容易に行はる可きに非ず」(福澤諭吉福翁百話』「一夫一婦偕老同穴」(第20話))

この他、落語の中で使用される例が多い。

  • 「いったん偕老同穴のちぎりをむすぶからは、百歳、千歳を経るといえども、かならず変ずることなかれ」
  • 「人は生きている内は陽気盛んにして正しく清く、死ねば陰気盛んにして邪に穢れるものだ、それゆえ幽霊と共に偕老同穴の契を結べば、たとえ百歳の長寿を保つ命もそのために精血を減らし、必ず死ぬるものだ」(三遊亭円朝『怪談牡丹燈籠』)

参考文献

外部リンク


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