依田明とは? わかりやすく解説

依田明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/08 23:32 UTC 版)

依田 明(よだ あきら、1932年1月23日 - 2015年11月)は、日本心理学者横浜国立大学名誉教授。2011年瑞宝中綬章受章。

略歴

東京生まれ。父は依田新。1954年東京大学文学部心理学科卒、1959年同大学院博士課程満期退学、東京大学助手、1962年横浜国立大学講師、1964年助教授、1975年教授。1997年定年退官、名誉教授昭和女子大学文学部心理学科教授、2002年退職。2011年瑞宝中綬章受章[1]

「ひとりっ子」の日中比較研究を行い、「きょうだい順心理学」を提唱した。

著書

  • 『ひとりっ子・すえっ子』大日本図書 1967 現代心理学ブックス
  • 『子どもの性格は親がつくる』あすなろ書房 1973
  • 『ひとりっ子 自立心をどう育てるか』光文社カッパ・ホームス 1973
  • 『人に好かれる心理学』あすなろ書房 1975
  • 『やさしくほめて厳しく叱る』あすなろ書房 1975
  • 『性格はどのようにつくられるのか』あすなろ書房 1976 講座・性格の診断
  • 『三・四・五歳のしつけ』あすなろ書房 1977
  • 『家族関係の心理』有斐閣新書 1978
  • 『0歳児 1歳までの親子関係が子どもの将来を決める』朱鷺書房 1978
  • 『お母さんのためのやさしい児童心理学』あすなろ書房 1979
  • 『3歳児 ゆたかな心と知能をはぐくむために』朱鷺書房 1979
  • 『男にとって女とは何か』日本実業出版社 1981
  • 『ひとりっ子の本 父さん母さんをウラむな』情報センター出版局 1981 Century press 「ひとりっ子がわかる本」PHP文庫
  • 『ひとりっ子・ふたりっ子の育児学』公文数学研究センター 1981 「ひとりっ子の育て方・きょうだいのある子の育て方」三笠書房・知的生きかた文庫
  • 『母子関係の心理学』大日本図書 1982 現代心理学ブックス
  • 『「長男社会」の恋愛学 長男のこの性格を知らないと失敗する』経済界 1984 リュウブックス
  • 『檻の中の子どもたち 日本的母子関係がもたらしたもの』大日本図書 1986
  • 『自分の子どもはどんな子か』フォー・ユー 1987
  • 『なぜ他人の眼が気になるのか 人間の心の不思議がわかる本』PHP研究所 1988 のち文庫
  • 『四十歳から 人生のおもしろさを考えると』フォー・ユー 1989
  • 『きょうだいの研究』大日本図書 1990 現代心理学ブックス
  • 『人はなぜ「嫉妬」するのか 「心の不思議」に通じて面白く生きるコツ』大和出版 1990
  • 『ひとりっ子の心理としつけ』あすなろ書房 1991
  • 『シニアショック 危機を乗り切る人生の知恵』総合ライフ出版 1992 ゆうゆうじんせい
  • 『男の子 心理と育て方』あすなろ書房 1993
  • 『人を見抜く44の心理法則 できる男は「ホンネ」のつかみ方がうまい』大和出版 1995
  • 『五十歳から 人生の後半を愉しむために』フォー・ユー 1996
  • 『「嫉妬」とつきあうにはコツがある 人間関係がラクになる心理学』大和出版 1999

共編著

  • 『性格』詫摩武俊共著 依田新編 大日本図書 1968 心理学入門講座 新版
  • 『幼児教育 三歳児から小学生まで111の教育カルテ』詫摩武俊,藤永保共編 1970 有斐閣選書
  • 『家族心理学』詫摩武俊共編著 川島書店 1972
  • 『思春期相談 第二反抗期の子どもたち』平井信義,詫摩武俊共編 1975 有斐閣選書
  • 『二歳~六歳の心理』詫摩武俊,繁多進共著 あすなろ書房 1975
  • 『教育心理学入門』永野重史共編 新曜社 1976
  • 『発達心理学』編 大日本図書 1976
  • 『児童心理学入門』藤永保,永野重史共編 新曜社 1977
  • 『団塊世代の心理学』編著 あすなろ書房 1980
  • 『ふたりっ子家族の親離れ・子離れ』福島章共編 1981 有斐閣新書
  • 『6歳児 入学前後のしつけと親子関係』本間千尋共著 朱鷺書房 1981
  • 『青年心理学入門 改訂版』安香宏共編 新曜社 1983
  • 『父親はいま、子どもに何を教えるか』千石保共編 あすなろ書房 1983
  • 『発達心理学への招待』全7巻 永野重史共編 新曜社 1983
  • 『乳幼児心理学入門』永野重史共編 新曜社 1984
  • 『子どもにこれだけは教えたい「マナーとルール」の本』千石保共編 あすなろ書房 1985
  • 『性格心理学新講座 第2巻 性格形成』責任編集 金子書房 1989
  • 『ミドルエイジ 充実した日々をつくるために』詫摩武俊共編 大日本図書 1989
  • 『きょうだい関係とビジネス力 こんなに違う企画力、交渉力、情報力、実行力』編 同文書院 1992 快楽脳叢書
  • 『きょうだい順でわかる人柄の本 性格学の常識』編 同文書院 1993
  • 『少子時代の子どもたち のぞましい家庭教育を探る』編著 ブレーン出版 1997

翻訳

  • ジェラルディン・ハーベイ『プログラム学習による児童心理学入門』編訳 学習研究社 1977
  • R.J.センター,R.E.ダイモンド『現代心理学18講』編訳 学習研究社 1980
  • エルシー・オズボーン『タビストック子どもの発達と心理 5歳』山上千鶴子共訳 あすなろ書房 1983
  • F.A.ペダーセン編『父子関係の心理学』監訳 新曜社 1986
  • ピーター・ストラットン,ニッキー・ヘイズ 『人間理解のための心理学辞典』福田幸男共訳 ブレーン出版 1996

論文

  • 詫摩武俊と共著 「課題解決事態における硬さについて」 『心理学研究』 第26巻 4号 1955
  • 「人格の形成」波多野完治ほか編 『学習心理学ハンドブック』 金子書房 1968
  • 「母親支配型の家庭と父親支配型の家庭」 『児童心理』 第22巻 3号 1968
  • 「文化と人格の発達」 『児童心理学講座 8. 人格の発達』 金子書房 1969
  • 「現代青年の道徳観」 『現代青年心理学講座 4. 青年の性格形成』 金子書房 1973
  • 「学習理論とパーソナリティ」 宅摩武俊編 『性格心理学』 大日本図書 1974
  • 「家庭環境と性格形成」 斉藤耕二ほか編 『ハンドブック社会化の心理学』 川島書店 1974
  • 「奄美青年のいわゆるUターン現象についての一考察」 九学会連合 『人類科学』 29 1977
  • 「学習理論」 詫摩武俊編 『性格の理論・第二版』 誠信書房 1978
  • 「きょうだいと性格」 『パッケージ性格の心理 1. 性格の発達と形成』 ブレーン出版 1985
  • 「ふたりきょうだいにおけるきょうだい関係 (2)」 『横浜国立大学教育紀要』 第26号 1986
  • 「社会的コンピテンスの発達」 『家庭教育研究所紀要』 第8集 1987
  • 「きょうだい関係と性格」 『性格心理学新講座 2. 性格形成』 金子書房 1989
  • 「ひとりっ子の育児学」 『小児科』 第9巻 7号 1992
  • 「幼児の性格形成と母子関係-横浜・上海比較研究序報-」 『母子研究』 第12巻 1992
  • 「幼児の性格形成と母子関係に関する日中比較調査」 『家庭教育研究所紀要』 第16巻 1994

脚注

  1. ^ 平成23年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 23 (2011年11月3日). 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月20日閲覧。

参考文献

  • 『現代日本人名録2002』
  • 『日本心理学者事典』クレス出版、2003年。ISBN 4-87733-171-9  

依田 明(よだ あきら)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 05:34 UTC 版)

日々ロック」の記事における「依田 明(よだ あきら)」の解説

ザ・ロックンロールブラザーズドラム担当日々沼とは同学年バンド内で最も冷静な判断下せ常識人。以前からドラムを演っていたが、とある理由から音楽封印する事を己に課していた。そのためドラムス探していた拓郎バンド参加頼まれるも、当初頑なに拒否していた。 その後拓郎の「ロック」に触れ心強い仲間となる。

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