作業療法の定義(世界作業療法士連盟 (WFOT) 2004)
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「作業療法士」の記事における「作業療法の定義(世界作業療法士連盟 (WFOT) 2004)」の解説
作業療法とは、作業を通して健康と幸福な生活の推進にかかわる職業である。作業療法の主目標は、人々が日々の生活の営みに参加できるようにすることである。作業療法士は、こうした成果を達成するために、人々が自らの参加能力の向上をもたらすような事柄に取り組めるようにしたり、参加をよりよく支援するための環境整備を行ったりする。 作業療法士は、広範囲におよぶ教育を受けることにより、健康状態に由来する身体の機能もしくは構造的な障害があり、かつ社会参加への障壁を体験している人々と、個人あるいは集団レベルで協業していくための知識と技術を身につけている。 作業療法士は、物理的な環境、社会の態度や制度的な環境によって、人々の参加が支えられることもあれば、制約されることもあることを確信している。それゆえ作業療法の実践が、人々の参加を促進するために、環境面の変革に向けられることもある。 作業療法は、病院、保健センター、家庭、職場、学校、矯正施設、高齢者住宅などを含む多岐にわたる場で実践される。クライエントは作業療法過程に積極的に関与し、作業療法の成果は多様かつクライエント主導であり、参加の観点、あるいは参加がもたらす満足という観点から判断される。 出典:
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