作戦への反対
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 15:36 UTC 版)
仁川の勝算は五千対一だよ。しかし僕は賭に勝つことに慣れているからね。 — マッカーサー、C. Turner Joyの述懐より' ワシントンの軍首脳はマッカーサーの「北朝鮮軍の後背地への上陸作戦」自体は支援していたものの、その場所を仁川に考えていることが判明すると俄然難色を示し、ブラッドレー統合参謀本部議長、シャーマン海軍作戦部長、コリンズ陸軍参謀総長らがそれぞれに強く反対した。 マッカーサーは「北朝鮮軍は仁川に上陸してくるものはいないと考えており、防御は薄い」と判断していたが、北朝鮮軍が実際にそう考えているかは判らず、待ち伏せされれば例をみないほどの失敗となり、マッカーサーの名声に傷が付くだけでは済まなかった。マッカーサー本人は反対される理由を軍首脳が「第二次世界大戦型の上陸作戦が時代遅れだと考えたから」と思っていた。 このマッカーサーの霊感に頼った賭博性の高い作戦を是認できなかったブラッドレー議長はマッカーサーに上陸地点の変更をさせるために、シャーマン海軍作戦部長とコリンズ陸軍参謀総長、空軍のエドワード中将を東京に派遣した。
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