作戦モード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 16:38 UTC 版)
「M712 カッパーヘッド」の記事における「作戦モード」の解説
カッパーヘッドは、弾道モードと滑空モードの2種類の作戦モードを持つ。弾道モードは雲の広がりが高空にあり、視程が良好な時に用いられる。砲弾が目標から距離3,000mの時、誘導ベーンが展張され、目標が捕捉される。その後、搭載された誘導システムが、目標へと砲弾を機動させるために誘導ベーンを調整する。 弾道モードを使うには雲の広がりが非常に低空で、視程が悪い場合、滑空モードが用いられる。滑空モードの軌道は、弾道飛行フェーズと滑空フェーズの2種類の段階から成り立つ。 軌道の途上、ある予定された位置で誘導ベーンが展張され、弾道フェーズから滑空フェーズへと移行する。滑空フェーズのターゲティングロジックは、雲の遮蔽と視程が許すかぎり可能な最大角を取るよう設計されている。砲弾がレーザー照射を検知するのに充分接近した際や、砲弾が雲の遮蔽を抜け出た時など、これらの出来事が軌道の後半部分で起これば目標は捕捉される。軌道の問題解決が得られた際には、目標までの時間および終端速度が確認される。これは、機動に要する時間があること、砲弾が空気力学的に安定しており、機動中に失速しないかを保証するためである。 当初、レーザー照射はMQM-105 アクィラ無人航空機によって実施されるよう計画されていた。
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