作品の献辞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/21 06:28 UTC 版)
「イサベラ・レオナルダ」の記事における「作品の献辞」の解説
レオナルダのほとんどすべての作品には、2つの献辞が掲げられている。一つは聖母マリアに宛てたもので、もう一つは高位にいる人へのものである。彼女の献辞の一つでレオナルダは、作曲は現世での賞賛を得るためではなく、彼女が聖母マリアに献身していることを世の全ての人に知ってもらうためだ、と言っている。献辞を捧げられた人にはミラノ大司教、ノヴァーラの司教、そして神聖ローマ皇帝レオポルド1世がいる。修道院への財政支援を求める必要からこれらの献辞の多くは書かれている。また彼女は作品10の献辞の中で、作曲は休憩時間にだけ行ったもので、修道院での管理業務を怠ったものではない、と記している。このことは、レオナルダが修道院の中で高い地位にいることで他の修道女より作曲に多くの時間をさけるのだという多くの推量を、きっぱりと否定している。
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