何月生まれでも元日で一斉に加齢する理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 04:22 UTC 版)
「数え年」の記事における「何月生まれでも元日で一斉に加齢する理由」の解説
処理の簡便化のため。家族内での多数の子供や、公的制度・地域行事での年齢基準について、個人ごとに日付で細かく加齢のタイミングを扱うのは煩雑だから。満年齢でも、1日のうち朝生まれでも夜生まれでも区別なく一律に○日生まれと扱い、日の変わり目で一斉に加齢する。それを年単位で、何月何日に生まれても年の変わり目で一斉に加齢するようにした理解でもある。 暦法(太陰太陽暦)による問題。太陰太陽暦は太陽暦(グレゴリオ暦)に対して約3年に1回(約19年に7回)の割合で閏月を挿入したため、1年の長さが年によってことなる。よって満年齢を用いるのには問題が生じる。つまり約3年に1回ほど閏月が入ったので、閏月に生まれた者は閏月のない年には(正確な)誕生日がないので満年齢が正確に計算できないため。例 : 元禄4年閏8月1日生まれ⇒元禄5年閏8月1日はない(元禄は、貞享暦)。 なお、太陽暦でも閏日が存在するが4年に1度かつ1日の事であり、かつ現在の法律ではいずれも誕生日前日の満了時(誕生日前日午後12時)を以って加齢する方式が採られており、また実務的に誤差の範囲として調整できる事が陰暦の閏月と大きく異なる(誕生日前日午後12時は誕生日当日午前0時と同じ時刻ではあるが、法律上は誕生日の前日が加齢日となる)。
※この「何月生まれでも元日で一斉に加齢する理由」の解説は、「数え年」の解説の一部です。
「何月生まれでも元日で一斉に加齢する理由」を含む「数え年」の記事については、「数え年」の概要を参照ください。
- 何月生まれでも元日で一斉に加齢する理由のページへのリンク