住宅用分電盤の規格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 15:56 UTC 版)
一般社団法人日本配線システム工業会の自主規格であるJWDS0007「住宅用分電盤」に適合していれば、住宅用分電盤を製造するメーカーは日本配線システム工業会が発行する規格適合認定ステッカーを貼ることができる。 JWDS0007「住宅用分電盤」には、スタンダード規格と高機能規格という2種類の規格がある。 スタンダード規格適合品 電源コードが短絡(ショート)した時に発生する短絡電流を検知して瞬時に遮断する短絡保護機能をもった分電盤。 高遮断機能をもった分電盤(定格遮断電流が高く設定され、短絡時の保護範囲を拡大したもの)。 高機能規格適合品 電気を使いすぎている時に音声で知らせる過電流警報機能をもった分電盤。 地震を感知し震度5以上であればランプ、ブザー、または音声などで警報を発し、3分間の警報後、主幹漏電遮断器を遮断。警報発令中に停電が発生した場合、復電と同時に主幹漏電遮断器を遮断する。 雷による誘導雷サージをカットする機能を持った分電盤。 なお、いずれの高機能機器もいわゆる「後付け」(ユーザーが機器を購入して分電盤に組み込む)での性能を担保しているものではなく、あくまで工場出荷時に組み込んだ状態で所定の機能を果たすように設計・製造されたものである。
※この「住宅用分電盤の規格」の解説は、「分電盤」の解説の一部です。
「住宅用分電盤の規格」を含む「分電盤」の記事については、「分電盤」の概要を参照ください。
- 住宅用分電盤の規格のページへのリンク