低周波用スペクトラムアナライザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 05:04 UTC 版)
「スペクトラムアナライザ」の記事における「低周波用スペクトラムアナライザ」の解説
低周波における周波数特性の測定および騒音測定においてスペクトラム・アナライザを使用する。 低周波用のスペクトラムアナライザはオクターブバンドで分割されたバンドパスフィルターの集合体で出力に一定の時定数を持たせて表示するものが一般的である。近年ではバンドパスフィルターを用いたハードウェアのスペクトラム・アナライザから入力をAD変換して高速フーリエ変換の結果をバンドパス表示に再計算して表示するタイプが多く見られるようになってきた。高速フーリエ変換を用いるものはFFTアナライザと呼ばれることが多い。 オクターブバンドはIEC 61260によって規格化された1octあるいは1/3octのものを用いるのが一般的であり、1/3octで分割した場合は27~33バンド程度の表示をおこなう物が多い。 実際の測定ではリアルタイムでの表示と一定時間の加算平均を表示する手法があり、機種によっては結果のメモリーへの記録およびプリンターなどへの外部出力が可能となっている。 後述の「オーディオ機器用スペクトラムアナライザ」に搭載される出力端子が無い物もある。
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