伝冷泉為相筆紅葉賀巻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/25 16:36 UTC 版)
「甲南女子大学本源氏物語」の記事における「伝冷泉為相筆紅葉賀巻」の解説
冷泉為相の筆とされる「紅葉賀」であるが、紅葉賀としては一部が欠落しており、逆に花散里の一枚が含まれている。鎌倉後期書写とされる写本で、概ね青表紙本系統の本文ではあるものの独自異文が見られる。『源氏物語別本集成 続』に校合本文の一つとして採用されている。こちらの巻には勝海舟の蔵書印は無い。上記の梅枝と同様1973年に京都の古書店から甲南女子大学が購入したものとされている。それ以前から梅枝巻とまとまって伝来した可能性を指摘されることもあるが明確な根拠は今のところ存在しない。本写本については現在鶴見大学図書館に所蔵されている帚木の一枚を含む須磨巻が僚巻であるとされている。
※この「伝冷泉為相筆紅葉賀巻」の解説は、「甲南女子大学本源氏物語」の解説の一部です。
「伝冷泉為相筆紅葉賀巻」を含む「甲南女子大学本源氏物語」の記事については、「甲南女子大学本源氏物語」の概要を参照ください。
- 伝冷泉為相筆紅葉賀巻のページへのリンク