令和3年度使用教科書の検定不合格
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「新しい歴史教科書をつくる会」の記事における「令和3年度使用教科書の検定不合格」の解説
2020年3月23日、つくる会が執筆した中学校の歴史教科書に100頁あたり120件以上の検定意見が出たため教科書検定に不合格となった。つくる会によれは、文部科学省から405か所の「欠陥箇所」を指摘され、うち175か所について反論書を提出したが、全て却下され、2019年12月に不合格が確定したという。一度合格した教科書が不合格になるのは異例のことである。 『アサヒ芸能』(2020年7月30日特大号)によると、この時検定にかかわった文部科学省の教科書調査官に、脱北者団体「自由北韓運動連合(朝鮮語版)」が作成した「北朝鮮のスパイリスト」で北朝鮮の工作員として名指しされている人物Xが含まれている。公安関係者は同誌の取材に対し、調査官に北朝鮮のスパイがいるとすれば、検定が公正だったかどうか疑わしく、日本を貶めるような意図が働いたと考えるのが妥当ではないかと述べた。乾正人は、Xが「従軍慰安婦」表記を中学校教科書に復活させ、つくる会の教科書を検定不合格にした張本人と見做している。 つくる会は2020年6月、令和4年度からの使用を目指し、文部科学省に検定の再申請を行う方針を示した。
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