代表戦出場選手の補填金及び負傷保険システム確立
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「欧州クラブ協会」の記事における「代表戦出場選手の補填金及び負傷保険システム確立」の解説
2012年6月20日、2012年欧州選手権(EURO)本大会及び予選に出場した欧州各国代表に選手を貸し出した全575クラブへの計1億ユーロ(約99億円)の代償金の分配が決まり、9月12日にECAとUEFA間の交渉の結果、各クラブへの分配額が決定した。前回の2008年EUROから大幅に増額され、さらに前回は本大会のみが代償金の対象であったが、今大会から予選もその対象となった。また、実際に負傷した選手への保険としては、2012年3月22日にUEFAとECAが合意した代表選手保険システムが今大会で初適用された。2012年9月1日以降はUEFA主催大会以外の国際試合や大会にも適用される。また、9月10日から11日のUEFA理事会で2016年EUROの代償金が1億5千万ユーロになることが決定した。 2017年10月28日、FIFAはECAとの合意に基づき、2018年ロシアW杯に出場する全選手の各所属クラブに、総額約2億900万ドル(発表時約238億円)の「クラブ・ベネフィット・プログラム(選手を派遣するクラブへの補填金)」を各国サッカー協会を通じて、クラブへ分配すると発表した。選手1人が大会に1日参加する毎に6400ポンド(約95万円)が所属クラブに支払われる。また、選手が2016年以降に移籍していた場合には以前の所属クラブにも一部が支払われる。 さらに、ECAとの合意に基づき、FIFAは、総額1億3400万ドル(発表時約152億円)を「クラブ・プロテクション・プログラム(選手負傷の際のクラブへの補填金)」に割り当てた。大会期間中に選手が負傷した場合に限り、このプログラムを通じて損失の補填金が、負傷した選手の所属クラブに支払われる。
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