他選手に対する禁止薬物の混入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 08:26 UTC 版)
「鈴木康大」の記事における「他選手に対する禁止薬物の混入」の解説
鈴木は2020年東京オリンピックのカヤックフォア(4人制)日本代表候補となっていたが、このままでは自らの出場が危ういと判断。2017年9月11日に石川県小松市で行われた日本カヌースプリント選手権大会にて、代表入りを競う相手である小松正治の飲料用ボトル内に禁止薬物の筋肉増強剤メタンジエノンを混入し、ドーピングによる失格を図った。小松は同日のカヤックシングル200メートルで1位になったが、ドーピング検査で陽性反応を示し、日本アンチ・ドーピング機構より暫定的に資格停止処分を受けた。なお、鈴木は同種目で5位だった。 このことは2018年になって発覚。鈴木が小松に科された処分を知り、良心の呵責から自らこのことを関係者に伝えたことにより発覚したとされている。1月9日に日本カヌー連盟は報道機関の取材に対して一連の事実関係について認めた。また、2010年ごろから他の選手の競技用具を盗んだり、壊したりする妨害行為を繰り返していたことも判明した。これにより日本アンチ・ドーピング機構は鈴木に2017年12月13日付けで8年間の資格停止処分を科し、小松に対する資格停止処分を取り消した。
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