今日のアイルランド聖公会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 04:34 UTC 版)
「アイルランド聖公会」の記事における「今日のアイルランド聖公会」の解説
現在のアイルランド聖公会は高教会派(これはしばしばアングロ・カトリック主義とも呼ばれる)に属する小教区をいくつか含んではいるが、聖公会の中では低教会派に属しているとされる。歴史的に見ても教会の姿勢について教区間で多少の違いがあったが、ここ数十年で高教会派や福音派(低教会の中の福音派)のなかでもいくつかの際立って自由主義的な教区では大きな変革があった。これはアングリカン・コミュニオンにおいてはニュージーランド大教区(英語版)が1857年に認められ、1871年に廃止されて以来の大きな出来事であり、1991年に初めて女性を司祭に任じた大教区の一つでもあった。 アイルランド聖公会は2つの大聖堂(カテドラル=主教座聖堂)をダブリンに保有しており、市壁跡の内側にあるのがクライストチャーチ大聖堂(ここにはダブリン大主教の主教座=カテドラがある)で、ちょうど市壁の外側にあるのが聖パトリック大聖堂(1870年に国立大聖堂に指定された)である。なお、大聖堂はほかの主教区にも一つずつ存在する。また、教会はダブリン南部の郊外にあるラスガー(英語版)にアイルランド聖公会神学校(Church of Ireland Theological College)を運営しており、教会の中央事務所はラスマインズ(英語版)にアイルランド聖公会教育学大学(Church of Ireland College of Education)と隣接してある。1999年に聖公会は聖パトリック旗以外を掲げることを禁止した。しかし、現在でも北アイルランドの多くの教会ではイギリスの国旗を使用している。
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